グルーが白化する条件とはなんでしょうか

グルーは非常にデリケートで年がら年中気を遣わないといけませんよね。グルーの保管に気を遣い、施術の際のお客様のアレルギーに気を遣い、施術後の白化に気を遣い、というようにいくら気を遣っても使い過ぎということがないくらいデリケートですよね。
　

上の写真は超速乾の保管中に容器が白化した状態のものです。グルーはどんなに密閉していてもごくごく微量ながら容器の外にグルーの成分が抜け出ます。これが容器の外で空気や水分に触れることによって白化が起こります。
　
実験としてグルーをアルミパックに入れないで直接冷蔵庫に入れた状態にしたので、冷蔵庫内の湿度をより受けやすい状態にしました。
　
透過による容器が白化したからといって中身には影響はありません。そのまま常温に戻していつも通りご使用ください。乾燥剤付きのアルミパックに入れて保管していただければここまで湿度の影響は受けないので透過による白化の影響も微量だと思います。
　

速乾の方がより白化がすごい状態になりました。ただしだいぶ年数が経過しているものなので極端な例としてあげさせてもらいました。
　

2012/11/21から保管している日本製グルーには白化がわかりませんでした。同じ年数が経過していても透過による白化がでるものでないもの、または目立つもの目立ちにくいものがあります。
　
グルーによって透過による白化の違いが出るのは、成分のわずかな割合の差なのか、容器の形状なのか、常温にしたり冷蔵庫に入れたりなどの気温や気圧の変化によるものなのかは詳しくはわかりません。
　
ただし決められた期限の中で適正な保管方法でお使いいただければ中身に問題はございませんのでご安心してお使いになってください。
　
　
次に実際の施術の際にグルーが白化する条件とは何でしょうか。
・水に濡れること
・グルーの量が多いこと
・湿度が高すぎること
・皮脂などの汚れが付くこと
などが上げられると思います。
　
施術の翌日などにお客様のまつげが白化してしまったということになれば、水に濡れたということが一番多く考えられるのではないかと思います。施術後２４時間（グルーが完全に硬化する時間）以内に洗顔（水で濡らさなくても涙でも白化します。）してしまった。手でまつげを触ってしまった。などなどお客様の方で白化を起こしてしまった原因が考えられます。
　

左から超速乾、速乾、日本製グルーをわざと濡らしてみました。
　

こんなに白く白化してしまいます。一度白化してしまったら元には戻りません。そんなときはコーティング剤を白化している箇所にぬってあげると目立たなくさせることが出来ますのでご参考までに。
　

　
　
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