まつげコラム

2015.3.23

パッチテストによるグルーのアレルギー反応を確かめる

カテゴリー:知 識

まつげエクステを楽しむお客様は年々増加している傾向にあると思います。お客様が増えれば増えるほどアレルギーでのトラブルは増える可能性が出てきますので、初めての来店の際は十分なカウンセリングを行う必要がございます。



そのカウンセリングの中で少しでもアレルギー反応の疑いがあるお客様には、その場で施術せずにパッチテストで経過を見るという方法をとることをオススメします。もちろんアレルギーをお持ちのお客様には施術を断る選択肢もあることをお忘れなく。

まずはパッチテストの手順です。広瀬著のまつげエクステンション商材学から抜粋しました。
「グルーに対するアレルギー反応のおそれがある顧客に、皮膚の反応テストを行う際、グルーを直接皮膚に付着させるのは、専門医または専門機関で行うこと。

 

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サロンにおいて行う場合、十分にカウンセリングをした上で、両目の目頭・中央・目尻に各1~2本程度の少量を装着し、最低3日から1週間程度様子を見ること。その際赤み、まぶたの腫れがでた場合、直ちに専用のオフ剤を使用し外す。それでも改善しない場合は、専門医の元へ同行し指示をあおぐこと。普段特に問題なくても、体調の変化によって上記のような症状が出る場合があるので、十分に注意したい。」

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グルーが硬化するまでには24時間かかるので、その間にはホルムアルデヒドが微量ながらも発生しつづけます。敏感な方は後から反応が出てくる場合もあるので時間を置いて(余裕がある場合は1週間ほど)赤みや腫れの様子を見る必要があると思います。またここで大丈夫だった場合でもまずは少量のエクステを装着することから始めることをオススメします。

 

グルーの量が増えればその分ホルムアルデヒドの放散量も増えるので、パッチテストでは問題がなかった方が装着した際に腫れてしまったという例を聞きます。

また普段はエクステを楽しんでいる方でも体調の変化などで赤みが出たり、腫れたりする場合もあります。また一旦アレルギー反応が出てしまうと今後の楽しいエクステライフを奪ってしまうことにもなりかねませんので、しっかりした判断を持って施術にあたることが大切だと思います。