まつげコラム

2015.10.30

日本製エチルグルーMQ+とMQ、従来グルーとの違いをご紹介します

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

弊社の新しいエチルグルー、日本製グルーMQ(エムキュー)と日本製グルーMQ+(エムキュープラス)が10/30(金)14:00から発売開始することとなりました。今まで弊社では、ブチルグルーに力を入れてきましたが、エチルでも納得できるものであれば使ってもらいたいという思いから、2種類のグルーの取り扱いを始めることにしました。

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ホルムアルデヒド

当初予定では、10月初旬には発売を開始する予定でした。エチルを出すならしっかりとしたデータを把握したいということから、ホルムアルデヒドの放散量検査を1度だけでなく、時期を変えて2度テストすることにしました。

2度ともに、従来の弊社エチルである日本製グルー強化よりも、ホルムアルデヒドの放散量は、10分の1以下と格段に低い数値が出ました。この検査結果によって、納得して発売開始できるようになりました。*アレルギーを発症しないということではないので、ご注意ください。

ホルムアルデヒドの数値がここまで低くなった一つの理由としては、硬化速度が早くなった分放散量が抑えられているのではないかと考えています。弊社独自のホルムアルデヒド検査では、硬化速度が早まると数値が低くなるという結果が出ているからです。

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保管方法

また、あらゆる条件(冷蔵庫アルミパックあり、冷蔵庫アルミパックなし、常温アルミパックあり、常温アルミパックなし、温度30℃の状態)でグルーを保管し、製品上問題はないかどうかのチェックを行いました。

MQ、MQ+の保管は、アルミパックに入れた状態で冷蔵庫で保管してください。弊社の今ままでのグルーに関しては、一度使い始めたらアルミパックに入れて、常温の保管をご紹介してきました。繰り返しの温度変化はグルーにとって良くないと考えているからです。

ただMQ、MQ+ともに常温で保管すると、使用開始後1ヶ月ほど経過すると、グルーに粘度が出始めてしまい劣化が始まってしまいました。温度30℃も同様です。常温保管の場合、他のグルーよりも劣化するのが早くなってしまいます。

冷蔵庫での保管の場合、劣化が見られなかったので、冷蔵庫での保管は徹底するようにしてください。冷蔵庫から取り出し後、常温に戻さなくても通常通りご使用いただけます。

ノンカーボン/カーボン

スカイブルーのMQ+(カーボンなし)とMQ(カーボン入り)の違いは、ピンクの超速乾αとブラックの超速乾βの関係と一緒です。ベースが同じグルーにカーボンを加えるか加えないかの違いになります。

ノンカーボンのグルーの方が、シアのアクリレートの含有率や複合物(増粘剤、安定剤、着色剤)の比率から硬化速度は速くなります。ノンカーボングルーのまとめで詳しくお伝えしております。

2〜3秒ほどでピタッとくっつくのがノンカーボンのMQ+(エムキュープラス)、3〜4秒で硬化するのはカーボン入りのMQ(エムキュー)になります。

MQとMQ+

日本製エチルグルー、もう間もなく発売開始の告知から1ヶ月以上経ってしまい申し訳ございませんでした。大変長らくお待たせいたしました。広瀬のブログMQに関するご質問もあわせてご覧になってください。