まつげコラム

2016.2.2

施術後の送風を温風でしていませんか?グルーのある数値が上昇します

カテゴリー:知 識

施術直後、お客様の目元の揮発成分をどんな方法で飛ばしていますか。エアーコンプレッサー、ブロアー、またはドライヤーを使っているという施術者の方もいらっしゃるかと思います。その中で、ドライヤーをご使用になっているという方は、ご注意頂きたい点がございます。

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冷風での送風であれば良いのですが、もし温風で送風しているという方がいらっしゃったら注意が必要です。温風での送風を目元に行うのは、危険というのも一つの理由ですが、グルーの特性から見てもオススメはできません。

施術直後の温風での送風は、ホルムアルデヒドの放散量を増やしてしまう可能性があります。

下記図は、弊社グルーの1週間後までのホルムアルデヒド放散量検査です。時間の経過とともに、ホルムアルデヒドの数値は下降していきますが、一時的に数値が上昇している箇所があります。これは、気温の上昇が原因で、数値が上昇しました。

ホルムアルデヒド推移

左軸がホルムアルデヒドの数値をつけた瞬間が100%だとして、%表示しています。右軸が7日後までの時間軸になります。

揮発成分をしっかり飛ばすために送風するという動作が、逆にホルムアルデヒドの放散量を多くしてしまっては、本来の目的を果たすことができません。施術直後の送風には、温風を避けるようにしていただくことをオススメします。

温風はモノを速く乾かすという効果もあり、仕上げもそのイメージで「温風の方がいいのではないか」と思うかもしれませんが、グルーの揮発を活発化させてしまうことにもつながることになります。

ホルムアルデヒドの放散量は、気温の上昇によっても刻々と変化します。1週間後でも弊社調べの検査では、わずかながらですが、ホルムアルデヒドの放散が確認されております。

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全ての方に当てはまるわけではありませんが、アレルギーに敏感な方は、ごくわずかであれ反応が出てしまうことも考えられます。ホルムアルデヒドに敏感な方は、濡れたまつげエクステを乾かす際に、温風を使用したとすると、1週間後くらいまで刺激を感じることがあるかもしれません。

それぞれのご使用になっているグルーの特性を知り、した方が良いこと、しては良くないことをご判断していただければと思います。4月に開催する第4回の店販セミナーで、ホルムアルデヒドを意識してのホームケア術をご紹介させていただきます。

4月12日に開催いたしますので、ご興味のある方はご参加お待ちしております。ご参加はセミナーサイトからお申し込みいただけます。