まつげコラム

2017.7.25

グルーを劣化から守るためのアイテム、乾燥剤入りアルミパックの秘密

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

グルーが劣化しやすい(=硬化しやすい)環境といえば、湿度・温度・直射日光による影響があります。この影響を受けにくくするためにグルーの保管に欠かせないものといえば、乾燥剤入りのアルミパックです。

乾燥剤

乾燥剤入りのアルミパックにグルーを入れて保管することによってアルミパック内の湿度は乾燥剤が除湿をし、温度や直射日光からはアルミパックが防いでくれるので保管に適した環境を作ってくれます。

乾燥剤というとシリカゲルが有名ですが、弊社で使用する乾燥剤はシリカゲルと同等の吸湿性能を持つアロフェンという素材になります。栃木県真岡市産の原料で日本で生産されている乾燥剤です。

乾燥剤

吸湿に優れている点ともう一つ、吸着にも優れているという素材になります。ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物をタブレットに吸着させることができるのも特徴です。

1gというコンパクトな乾燥剤ですが耐水性や強度の強さ、科学的に安定していて長い年月において劣化や分解しにくいという素材だそうです。安心して使用することができるのも大切なことです。

アルミパックは遮光性に優れていますので、日光を遮りアルミパック内の温度が上がることを防いでくれます。またアルミパックに入れることによって湿度が高くなることを防いでくれる効果もあります。

アルミパック

超速乾α超速乾などのブチルシアノアクリレートを主成分とするグルーは、夏場の室温が30度を超えるような環境でなければ、開封後は乾燥剤入りのアルミパックに入れていただく保管方法をご紹介しています。

MQ+やプロSなどのエチルシアノアクリレートを主成分にするグルーやストックとして長期保存をする場合、夏場の暑い時期などは、冷蔵庫などの温度が一定で低く保たれる場所での保存をオススメしています。

アルミパック

乾燥剤入りのアルミパックはグルーの付属品というものですが、できるだけグルーの劣化を防ぐための機能を備えた備品になりますので、使用後は必ず乾燥剤入りのアルミパックに入れ保管してください。