まつげコラム

2015.7.15

グルー選びは自分に合うものが一番、硬化速度や主成分から選びましょう

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

「人気のグルーはどれですか?」というお問い合わせは、弊社でよくいただくご質問の一つです。答えからいうと、ノンカーボングルーの日本製グルー超速乾αが、弊社では一番人気の商品になります。

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正しい硬化速度かどうか

ただグルーを選ぶ際には、そのグルーの硬化速度が、自身の手の速度にあっているかどうかを一番に考えていただきたいです。施術者の手の速度に合っていないグルーを選んでしまうと、施術効率がかえって悪くなってしまいます。

仮に自身の手の速度より硬化速度の速いグルーを選んだとしたら、まつげに装着する前に硬化が始まってしまい、本来の接着とは異なり、エクステが取れやすい状態になってしまう可能性があります。

施術後2~3日でポロッと取れてしまってり、エクステが取れる際にまつげと一緒ではなく、エクステのみが外れるという症状があれば、それはまつげとエクステが本来の接着ができていないということになります。

弊社の取り扱いグルーの中で、一番持続性の低い日本製グルー低刺激でさえ、数日で取れるということはありません。この状態になるということは、エクステの装着前に乾き始めてしまっているので、1段階遅いグルーを選ぶことをオススメします。

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仮に施術者の手の動きよりも遅い硬化速度のグルーを選んでしまうと、硬化が始まるのをじっと待たなければなりません。しっかり密着させて止めるので持続性が上がるというお声もありますが、その分時間はかかります。

動かないようにしようと、いつも以上に集中力や気を使わなければならなかったり、時間が必要以上にかかるという点がありますので、硬化速度を1段階上げた方が良いように思えます。

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どのタイプを使用しているか

次に今使っているグルーから替える際に、どんなタイプのグルーから取り換えるのかという点も大切な注意点になります。どんなタイプとは何かというと、今ご使用のグルーは、エチルなのかブチルなのか、カーボン入りなのかノンカーボンなのかです。

エチルからブチルに取り換える際は、接着力の強さの違いに注意が必要です。エチルは硬化後カチッとした感じで硬めで、接着力(留まる力)は強いです。ブチルは硬化後、柔軟性がありますが、接着力はエチルに比べると弱いので、その分接着面積を多く取っていただく必要があります。

カーボン入りからノンカーボンに取り換える際は、グルーの適量に注意が必要です。ピンクに着色されてはいますが、カーボンブラックに比べると使い始めは見えづらいかもしれません。グルードームに浸す際、グルーを多く取ってしまったり、逆に少なかったりすることがあるかもしれません。

カーボンを取り除くことのメリットは、接着剤の含有率を引き上げることにあります。含有率が上がれば接着剤としての力も上がると同時に硬化速度も引き上がります。またカーボンアレルギーを気にする必要がなくなります。

ノンカーボングルーのまとめに詳しく掲載しております。ぜひご覧ください。
【関連記事】グルーは、何を基準に選べばよいのでしょうか?/どんな基準でグルーを選べば良いの?

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グルー、ツイーザー、エクステンションなどなど、どれも毎日使用するものになります。当たり前のことかもしれませんが、まずは自分自身にとって使いやすいということが一番大事です。迷ったら原点に戻ることも大切だと思います。