2015.11.5
グルーのアルミパックに貼ってある、使用期限って一体何?
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お気づきになられた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、グルーに使用期限のシールが貼られています。11/2出荷分のグルーから、使用期限のシールをアルミパックの上部に貼って出荷しております。
弊社が加盟する「日本まつげエクステメーカー連合会」でグルーの安全性について話し合いが持たれました。その中の一つに使用期限の明記が盛り込まれたことにより、使用期限シールを貼ることになりました。
このことにより、グルーに使用期限があるということを、再認識していただくことが目的の一つでもあります。使用期限を過ぎたグルーは、徐々に劣化(本来の粘度ではなく、粘り気が出てきてしまうなど)がみられる場合があります。
本来の粘度でない状態で使用すると、必要以上のグルーをエクステに絡ませることにもつながり、それは必要以上のホルムアルデヒドの放散量にもつながるといったことも考えられます。
また劣化の始まったグルーを使用することは、少し固まりだしたグルーを使用するということになります。グルー本来の働きをすることができないことも考えられ、持続性の低下の一因にもなりかねません。
極端な一例になりますが、正しい使用方法でご使用いただくことが、安全への取り組みの第一歩であると思いますので、使用期限を意識したグルーの管理を行っていただけたらと考えております。
では、使用期限とはどういったものなのでしょうか。その日にちを過ぎると安全ではなくなるのかどうなのかという点では、賞味期限と消費期限の違いに似ているのかもしれません。
賞味期限:定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。
グルーに置き換えると、賞味期限の場合、正しい保存方法なら、本来の接着を実現することができ、期限を過ぎたとしても、従来通り接着できる場合があるということだということでしょうか。
消費期限:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。
グルーに置き換えると、消費期限の場合、正しい保存方法なら、安全に使用することができるが、期限を過ぎると安全でなくなる可能性もあるということだということでしょうか。
あくまでも未開封でなおかつ正しい保存方法の場合、期限を過ぎたからといって、すぐにグルーが安全でなくなるということありません。使用期限は賞味期限であって、消費期限というわけではないからです。
ただメーカーとしては、使用期限内にご使用いただけたらと考えております。また、期限内だとしても、開封回数が頻繁だと粘度が早めに出る場合があるので注意が必要です。グルーに粘度がでてきてしまったら、交換のサインです。粘度のあるグルーのご使用は、危険ですのでお止めください。
今回使用期限を設けたことで、今までも安全にこだわっていた施術者の皆様にも、もう一度グルー管理に目を向けていただければと思います。