まつげコラム

2015.11.17

大手とは違う、個人サロンの強みを活かして、お客様の心をつかむには

カテゴリー:知 識

昨年から不定期に、サロンさんの元を訪ねさせていただいておりますサロン探訪。今回お邪魔させていただくサロンさんは、流山市にある自宅サロンMokaLucaさん。オーナーである横内麻衣さんに個人サロンについて色々とお話を伺いました。

サロン訪問

サロンをOPENする際、テナントを借りるか、自宅を改装するか、幾つか選択肢があるかと思います。その際に必要となるのが美容所登録ですが、各自治体で指導の内容が異なりますので、管轄する各自治体の保健所へまずはお問い合わせください。

客様の待合室と施述する場所は、隔てられていることや、施術場所の面積、光や換気などチェック項目がございますのでご確認ください。また衛生面に関しましては、しっかりした準備を心がけましょう。

サロン訪問
サロン玄関

サロン訪問
待合室

サロン訪問
施述室

サロン訪問
施術室洗面台

では、自宅サロンのメリットとはどんな面でしょうか。

一人で運営している自宅サロンさんと、従業員を多く抱えているようなサロンさん。それぞれのサロンは、強みが違って当然と語る横内さん。大手サロンができないようなことをすることが自宅サロンの強みとなってきます。

自宅サロンの強みとは一体何でしょうか。大手サロンで勤務経験もあり、大手と自宅の2種類のサロンを経験している横内さんが語るキーワードは、「密な接客に努める」ということでした。

サロン訪問

例えばカウンセリング。初回来店のお客様には、30分から1時間かけてカウンセリングを行うこともザラにあるそうです。徹底してお客様とイメージを共有したいという思いが、そこまで時間をかけることになるそうです。

パッチリした目をイメージしているお客様がいた時に、どういう形状をパッチリとおっしゃっているのか、お互いのイメージが合致するまで擦り合わせていくんだそうです。「ぱっちりがご希望でしたら、C(D)カール」とは言わず、お客様が言う「ぱっちり」のデザインを探るそうです。

また、どんな芸能人が好きなのか、どんな化粧をしているのか、どんな服装が好みなのかなど、お客様の普段の生活がわかるぐらい、いろいろな話題を掘り下げて掘り下げて、たどり着いたイメージを大切にしているそうです。お客様との意思の疎通を図り、施術前に完全に納得してもらった上で施術に入ることにしてるそうです。

自分自身サロンに行った時は、いろいろ聞いてもらえたら嬉しいという体験から実践しているカウンセリング。それができるのが毎月のコストを抑えられる自宅サロンの強みの一つだそうです。お客様とのカウンセリングに時間をかけ、時間の融通が利き、お客様一人一人と向き合えることができて、やりがいにつながっていると。

そこまでしていくからこそ、一度来店したお客様は離れていかないということです。料金設定は、地域の平均価格と比べると安くはないものの、お客様の心をつかむカウンセリングや長年のアイスタイリスト経験で培われた技術は、他には代え難いものです。

サロン訪問

一人一人と向き合い接する密な接客のスタイルは、店販の販売にも大きく影響してくるそうです。次回は、代表廣瀬とのPOP作りと店販プロジェクトセミナー参加後の店内の販促の変化についてお話を伺いたいと思います。