まつげコラム

2016.3.28

エチルではなく、速いブチルグルーを探しています。どれが良いですか?

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

「エチルだと刺激を受けるお客さまがいまして、速いブチルを探しています。お勧めのグルーはどれでしょうか?」というご質問をいただきました。速いブチルグルーということであれば、超速乾αになります。

超速乾α

弊社ブチルグルーのなかでは、一番速い硬化速度になります。2から4秒ほどでの硬化となり、持続性に関しても弊社ブチルのなかではNo.1(弊社調べ)のグルーとなります。

エチルとブチル

まずは、基本的なことになりますが、エチルとブチルの違いからご紹介させていただきます。エチルは、接着剤の力が強く、その場にとどまる力があるグルーになり、点付けなどの少量でもしっかりと装着することが可能なグルーになります。

その代わり、固まる際に発生するホルムアルデヒドなどの揮発性物質により、目などに刺激を感じる方もいらっしゃいます。装着後の仕上がりは固めになります。衝撃にはあまり強くない反面、引っ張る力には強くなります。

一方ブチルは、一般的にエチルに比べてホルムアルデヒドの放散量も少なくなるので、刺激を受けにくく感じる方が多いグルーになります(全ての方が刺激を感じないわけではございませんので、ご注意ください)。

その代わり、エチルよりも接着剤の力が弱くなり、とどまる力は弱いグルーになります。ただし、接着面積を多く確保することによって、持続性を上げることが可能になります(まつげの5分の4を目安に装着していただくことを推奨しています)。装着後の仕上がりは、柔軟性があるので柔らかめに感じます。

ブチルとエチル比較

グルーの白化

次に、ノンカーボンのグルーになりますので、扱い慣れているかどうかとういうことも、ご紹介する時のポイントになります。硬化後に、表面が白くなる白化が起こりやすくなるということがあります。

では、白化の原因とは、一体何でしょうか。グルーは硬化する際に、まつげの水分や空気中の水分と反応することにより硬化し始めます。このため、グルーの塗布量が多くなると、より多くの水分と反応して白化が起こります。また、完全に硬化する前に、涙や水分などで濡れてしまう際にも白化が起こります。

グルーの塗布量は、多すぎず、かといって少なすぎずの適量を把握していただく必要がございます(個人差はございますが、すぐに慣れていただけると思います)。太さ0.2mmや0.25mmなどの太めのエクステを装着する際は、自然とエクステに絡むグルーの量も多くなります。従いまして、白化しやすくなりますので、ご注意ください。

一度白化して硬化したものは、自然に黒くなることはございません。仕上げの際に、コーティング剤を塗って目立たなくしていただくのが一つの解決策です。または、カーボン入りのグルーを少量混ぜていただくことで白化を目立たなくすることができます(弊社グルー同士に限ります)。
関連記事:日本製グルーを混ぜてみよう!

グルーを混ぜる

まとめ

速いブチルグルーをお探しの場合は、超速乾αをご使用いただくか、もしくは内容成分そのままにカーボンを加えた超速乾β(カーボンが加わることにより硬化速度は1から2秒ほど遅くなります)をオススメします。
関連記事:ブチルの日本製グルーの関係性

特集記事:グルーのこだわり