2016.2.8
日本製グルーMQ+(ノンカーボン)やMQ(カーボン)も混ぜて良いですか?
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
超速乾αにβを混ぜて使っている、超速乾にβを混ぜて使っている、それ以外の組み合わせでグルーを混ぜて使っている、という方もいらっしゃるかもしれません。エチルのMQ+やMQはどうなのでしょうか?
弊社の日本製グルーは全て同一の工場で製造しておりますので、MQ+やMQも混ぜてご使用していただくことができます。*他社メーカーさんと弊社グルーを混ぜるのは、製品として保証ができませんのでお控えください。
混ぜることによるメリット |
1:硬化速度を調整できる |
2:カーボン量を調整できる |
3:ブチル×エチルのグルーを作ることができる |
硬化速度を調整
硬化が速いグルーと、1段階遅いグルーを混ぜて、少しだけ速度を遅くすることができます。αと超速乾を混ぜると、αより少しだけ硬化速度の遅く、超速乾より速いグルーが完成します。
グルーが数日でポロポロ取れてしまうといった現象は、手の速度よりもグルーの硬化が速い時に起こりやすいです。そんな時は、一段階遅くすることにより、しっかりとした接着ができるようになります。
湿度が高い、低いによっても硬化速度は変わってきます。梅雨時などの湿度が高い時は、空気中の水分を使ってグルーは硬化し始めるので、硬化速度が速くなる時があります。そんな時も、一段階遅くすると装着しやすくなります。
カーボンを調整
ノンカーボングルーには、メリットとデメリットがあります。デメリットとは、慣れるまで適量が分かりにくい、固まった時に白くなる白化現象が起こりやすい、などがあります。このデメリットの部分を補ってくれるのが、ノンカーボングルーにカーボン入りのグルーを混ぜることになります。
適量はすぐになれると思いますし、グルーの塗布量が多くなると白化が起こりやすくなるので、塗布量を調節することで白化は防ぐことができます。それでも白化してしまうという時は、少量のカーボンを加えることで白化を目立たなくすることができます。
超速乾αにβを混ぜたり、超速乾にβや速乾を混ぜて使用することで、カーボン量を調節して使用することができます。
ブチル×エチル
ブチルの良さと、エチルの良さを合わせ持ったグルーを使用したい時に、混ぜ合わせる組み合わせになります。硬化後の柔らかさがブチルの良さで、接着剤としての強さがエチルの良さになります。
既存のエチル日本製グルー強化になりますと、硬化速度の遅いグルーになりましたので、混ぜることによって速さを求められていた方には、あまり良い組み合わせとは言えませんでした。
それを改善したものが、MQ+、MQのエチルグルーになります。αやβの硬化速度そのままにブチル×エチルのグルーをご使用いただけます。もうちょっと使いやすいグルーはないかなと探されている方がいらっしゃいましたら一度お試しください。
*MQ+に超速乾αを混ぜています。スカイブルーの色味は全く出ません。
関連記事:日本製グルーを混ぜてみよう!