まつげコラム

2014.11.6

グルーがボトルから噴き出してきた理由は

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

いざグルーを使おうと思ったらボトルからグルーが噴き出してきたという経験はありますか?どういうときにこのようなことが起こるのか、どうしたら防げるのか、注意するべき点は、などをまとめてみました。
 
超速乾
 


上の写真がボトルから噴き出してしまったグルーです。ではどういうときにこのようなことが起こるのでしょうか。考えられることは気圧の変化によって噴き出してきてしまったということです。
 
気圧の変化とはどのようなものでしょうか。冷蔵庫で保管した場合、まずグルーのボトルが冷やされます。(アルミパック内に入れていても冷やされます。)次にボトル内の空気が冷やされます。空気は温度が低くなると体積が減ろうとしてボトル内の圧力が下がります。
 
この圧力が下がった状態から、常温の状態になると圧力が一気に戻るのので、中のグルーが噴き出してくるという仕組みになります。
 
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噴き出しを防ぐ手段としては、ボトル内の気圧を部屋の気圧と同じにすることで解決されます。ということは、グルーの温度を室温に戻していただくことが必要になってきます。
 
保管の際に温度変化をなるべく少なくすることを心がけること、冷えた状態からしっかり常温に戻った状態で蓋や赤ピンをあけるということでボトルからの吹き出しはなくなると思います。
 

 
夏場の暑い時期や冬場の寒い時期は温度変化がどうしても仕方がない時はあると思います。ただ過度な温度変化を繰り返し与えることは、グルーにとっても劣化を早める原因となるのでよくありません。
 
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グルーが噴き出してきてしまった際に注意しなければいけないことは、大量にこぼれたグルーが服などの染み込みやすいものに付着すると、急速に重合してかなり発熱します。火傷を起こす危険性がありますのでくれぐれも注意してください。
 
また同様に噴きこぼれた大量のグルーをワイプや布で拭き取る際、素手でやると火傷を起こす可能性があります。アルミホイルなどのグルーに溶けない素材のものでワイプを触るなどして、直接素手で触らないようにすることをオススメします。
 
 
取扱いに注意しないといけないグルーです。グルーを出す際は必ずワゴンの上で取り扱ってください。