まつげコラム

2014.8.6

グルーの保管場所はどうしていますか?

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

連日30℃を超える日々が続き、日中はクーラーが入っているから良いもののサロンワークが終わってから翌日の出勤までの閉めきったサロン内の気温、朝のむわっと感はかなり気になりますよね。

グルーにとってこの状況は果たして大丈夫なのでしょうか?


毎年毎年、この時期になりますとグルーの保管場所についてのご質問をいただきます。グルーにとって良くないことは高温であること、多湿であること、直射日光に当たることがあげられます。

これらを避けるためには乾燥剤入りのチャック付きアルミパックに入れていただくことで回避でき、湿気の少ない5℃から30℃で保管していただくようMSDSに表記されています。ちなみにビューティープロダクツの乾燥剤は30秒ほどレンジに入れてもらえば元に戻り、繰り返しご使用いただけます。

スペシャルコンテンツ:グルーについての必須知識

冷蔵庫に入れないで良いの?

毎日、グルーをご使用になる場合はあまりお勧めはしておりません。なぜならグルーは冷蔵と常温の温度変化を繰り返すことによって劣化が進んでしまうからです。冷蔵庫だと冷えすぎてしまうというところが理由です。ただし30℃を超えるような場合はアルミパックに入れてから冷蔵庫に入れて、冷えすぎないよう保管していただくのが良いかと思います。なるべく温度変化をつけない方がよろしいかと思います。

この時期はどこで保管するか非常に難しいところですよね。桐箱に入れて保管されるというサロンさんもございます。桐は湿気を通さない木材になるのでグルーを保管するには最適ですよね。

未使用のグルーまたは長期間お休みがあるときなどは冷蔵庫で保管していただくことをお勧めしております。このように長期間保管する場合と毎日使用する場合ではその保管方法に変化が出てきます。グルーの温度変化をなるべく少なくしたいからです。


ビューティープロダクツのグルー保管用冷蔵庫です。

冷蔵庫から出した際に気を付けなければいけないことはグルーを常温に戻すことです。低い温度のままだとグルーの分子の働きが悪くなり、接着できませんのでご注意ください。

もう一つ注意すべき点がこちらもMSDSにも表記されていますが、塩基性物質との混在を避けてください。塩基性物質とは重曹だったり苛性ソーダなどになります。近くにあるとグルーが固まる原因になります。

非常にデリケートなグルーだけに施術者の皆様もいろいろご苦労が多いと思いますが、お身体にも気を付けて毎日のサロンワーク頑張ってください。