まつげコラム

2016.6.13

1日の中でもグルーの使用感が変わる?気温や湿度の変化にはご注意を

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー, 知 識

グルーの硬化は、空気中の水分をきっかけにして固まり始めます。気温が20℃から24℃、湿度が50%から60%くらいの間が、グルーがストレスなく固まりやすい環境にあると言えます。

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ところが日本の四季は、気温の高い日・低い日、湿度の高い日・低い日が混在し、1日の中でも大きな変化をする時もあります。例えば午前中は、グルーの装着が問題なかったのに、午後は何か付きが悪いなと感じられた経験ありますでしょうか。

グルーは空気中の水分と触れることにより硬化し始めます。湿度の高い日は、グルーがいつも以上に空気中の水分を含み、その結果、いつもより乾くのが速くなったり、グルードームが粘度を持ち始めるのが速かったりすることがあります。

逆に湿度の低い日になると、なかなかグルーが固まらないという事態が起こることにもなります。いつもの倍以上固まるまでに時間がかかるなんていうこともあるかもしれません。

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1日の中でこういった気温の変化・湿度の変化が起こると、グルーの使用感が大きく変わるなんていうこともあると思います。

地域によっても気候は様々ですし、サロンの中でも環境の違いで変化が出る場合があるかもしれません。外気の影響を受けやすい場所だったり、エアコンの吹き出し口であったり、加湿器の近くであったりするとまた違う変化があるかもしれません。

日本ほど四季の変化のある国というのは珍しいと思いますので、もしかしたら日本の技術者の皆さんは、世界で一番グルーの取り扱いに長けているのかもしれません。毎日の変化に対応しながら、グルーの状態を常に見極めているからです。

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使用感が変わった実例ですが、先日のボリュームラッシュのセミナーの際の話です。午前中は少し強めの雨が降っていたのですが、午後からは雨が上がり晴れ間が見えた日がありました。温度も湿度も変化した1日でした。

弊社では、ボリュームラッシュ用のグルーとしてプロSグルーとSKYグルーの2種類を用意しております。プロSグルーは粘度がなく、速乾性があります。SKYグルーは粘度が若干あり、プロSグルーより硬化が遅いグルーです。

午前中はプロSグルーの装着感が良く、SKYグルーは使用しないでいました。午後に入るとそれが逆になり、プロSグルーよりもSKYグルーの方が装着感が良くなるということが起こりました。湿度の変化により、グルーの硬化速度が変化した例です。

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サロン内でもこういったことが、1日の中で起こる可能性もあります。グルーの特性を知り、何種類かグルーを用意し、状況に合わせて使う準備をしておくことも大切なことだと思います。

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