まつげコラム

2015.7.7

ロンドンのまつげエクステ事情、ヨーロッパは地域によって特色が

カテゴリー:ボリュームラッシュ

弊社セミナー”細い・少ない・隙間まつげへの接着術を0.06mmエクステで学ぶ”で講師をしてくださっているまつ毛エクステの専門店Glamourオーナーの小川さん。ロシアンボリュームの本場ヨーロッパへと勉強の旅へと出かけました。

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今回小川さんが旅立ったのはイギリスはロンドン。6/24から6/28までという短期ながらみっちりロシアンボリュームについて学んできたそうです。その成果は、渡英前と帰国後では0.06mmに対する考え方、理論、施術方法に至るまでがらりと変わったそうです。それぐらい衝撃的な講習をロンドンで受けてきたそうです。

その貴重な経験を聞かせていただいたので、お伝えしたいと思います。

まずはロンドンのエクステ事情です。ロンドンには、日本のようにまつげエクステ専門店というサロンがほとんどないようです。専門サロンを探し回って、ようやく1軒見つけることができたそうです。美容院もほとんど目にすることがなかったとのことなので、日本とは大きな違いですね。

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(見つけたのは”LashBar”という可愛らしいサロンだったそうです。)

そもそもイギリスではまつげエクステをしている市民をほとんど見かけないらしいです。若い人たちはほとんどすることがなく、年配女性やお金持ちがつけるものという習慣のようです。まつげエクステをすることがステータスになっているんですね。

ロンドンの方々は下がったまつげの人はいなく、皆クルッと上がったまつげの方々ばかりみたいです。目頭までクルッとしているのには驚いたそうです。なので目を閉じてもまつげがねることはなく立っている状態なので、施術がしやすいみたいです。

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(イメージ図)

施術の相場は120ポンドから150ポンドくらいだそうですので、現在のポンドが190円/1ポンドくらいなので2万円から3万円ということになるので、日本と比べると高めの設定になりますね。

ロンドンの施術時間は3時間かかるそうですが、1つ1つの行動がものすごく丁寧だそうです。1日に何人も受けられないので高くなる。もともとアラブのお金持ちの奥様がお客様だったということなので、極上のサービスを提供していくというスタンスなんですね。

そして印象に残った話が、技術が上達したら値段を上げるという考え方です。日本では一度値段を決めてしまうと、そこからなかなか価格を上げづらいと思います。ところが、ロンドンでは、上手くなれば価格を上げるというのが通常のことだそうです。技術に対する対価ということをしっかり意識しているからこそできることだと思いました。

 

次に講義の様子です。小川さんが今回学んだ先生は、ヨーロッパのコンテストの審査員をしているという有名な方でした。その先生の指導によって、今までのロシアンボリュームに対する概念が変わったそうです。

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まずはファンの作り方。扇を意味するファン。ロシアンボリュームの核となるファンづくりですが、作り方は一つではなく何種類もの方法があるということでした。今まで通りの取り方も方法の一つ。日本ではまず見かけないような、指でグリグリ広げていくなんていう方法もあるそうです。

このファン作りが言葉では言い表せないほど大変だったそうです。講習のほとんどの時間をファン作りに割いて繰り返し繰り返しの練習だったそうです。それでも完成形にはまだまだ時間が足りないということなので大変さがうかがえました。

せっかくできたファンもグルーに浸しすぎてしまうと吸い込んでしまい閉じてしまう。本当に少ない量で扇の根元部分にグルーを付け、まつげを包み込むように装着する。装着の際も難しく、まつげを包み込ませるために押し込むような感覚で装着するそうです。点付で付けていくようなので、サラサラしすぎない粘度がある程度あるエチルのグルーが良いそうです。

本当のロシアンボリュームというものは、マスターするのはそんなに簡単なものではないということを実感した瞬間だったそうです。

 

最後にロンドンの街並みについてです。赤い2階建てのバスのイメージのあるロンドンのバスですが、驚くほどの数のバス停があるそうです。バス停を探すため歩き回らないといけないらしく一苦労とのことでした。

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またバスの路線図がなかなか見つからないので、ロンドンに行くときには日本のガイドブックをもっていくことをお勧めしておりました。地下鉄にはガイドがしっかりあるみたいなので安心して乗れたみたいですね。

ただロンドンのICカードがちょっとやっかいらしく、降りるときにいくらかかったのかや残金の表記が出ないので突然チャージが足らなくなるなんてこともあったそうです。日本のICカードは親切なんですね。

親切といえばロンドンの方々は皆親切で優しかったとのことです。荷物があれば持ってくれるし、さすがジェントルマンの国ということを実感したそうです。

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今回の経験によりまつげエクステに対する意識が変わったという小川さん。今後の0.06mmのセミナーでもいろいろな世界のテクニックの話や体験談が聞けると思います。これからの0.06mmセミナーにご注目ください。