2016.1.19
ブチルだけでない、 エチルでもノンカーボングルーが人気の3つの理由
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
弊社の人気商品のノンカーボングルー。現在の取り扱いは、超速乾α、超速乾、MQ+の3種類です。ブチルの日本製グルー超速乾αとβを比べた時に、販売数量はノンカーボンの超速乾αに軍配が上がります。これをエチルグルーの日本製グルーMQ+(エムキュープラス)とMQ(エムキュー)で比べてみても、やはりノンカーボンの方がよく出ます。
今回は、ノンカーボングルーを使うことでのメリットをまとめてみました。
持続性の向上
グルーの成分構成は、接着剤の主成分シアノアクリレート、容器の中で硬化しないようにする安定剤、粘度を作る増粘剤があります。ここにカーボンが入るか入らないか、またはグルー自体を着色するかによってグルーが完成します。
カーボンがなくなることによって、シアノアクリレートの含有率が上がります。ノンカーボングルーは、ここから安定剤の量と増粘剤の量が減らすことができ、シアノアクリレートの含有率を上げることができます。
超速乾αとβや、MQ+とMQのような同タイプのグルーを比べた際に、ノンカーボンの方が接着剤の性質が高まるので、結果、持続性が向上するというメリットにつながります。
速乾性の向上
上記でお伝えしまし安定剤の量を減らすことが速乾性にもつながってきます。安定剤は、容器内でグルーが硬化を防ぐものになりますので、減らすことにより硬化を速め、速乾性を上げることができます。
ノンカーボンとカーボン入りを比べると、ノンカーボングルーの方が硬化速度が速くなるのはこのためです。
アレルギーリスクの軽減
カーボンが含まれていることにより、引き起こされるカーボンアレルギー。ノンカーボンですので、カーボンによるアレルギー反応を気にする必要がなくなります。*シアノアクリレートによるホルムアルデヒドのアレルギー反応には、十分ご注意ください。
デメリットとしましては、白化が起こりやすいということがあります。ノンカーボングルー特有の現象になりますが、硬化した際に白い部分ができてしまうということが白化現象になります
グルーの塗布量が多くなると特に起こりやすくなるので、適量を試しながら見つけていただく必要がございます。また、太いエクステを装着すると、グルーの絡まる量が多くなり、白化しやすくなるかもしれません。
一度白化して硬化したグルーは、自然にはなくなりません。カーボン入りのグルーを少し混ぜていただくことで解消するか、コーティング剤などで目だなくすることで白化を解消していただくかになります。
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特集記事:ノンカーボングルーのまとめで詳しくご紹介しております。