2016.6.21
ノンカーボングルーの装着方法。超速乾αを白化させずに装着するには
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
ノンカーボングルーの特徴といえば、カーボンを排除することにより、シアノアクリレートの含有率が上がることにあります。これは、接着剤としての純度が上がり、速乾性と持続性が上がることにつながります。
また、カーボンアレルギーを心配する必要がなくなるとともに、カーボンのように沈殿することがないので、施術時に振って混ぜる動作を行わなくて済むことも特徴の一つになります。
弊社のノンカーボングルーは、主成分がブチルシアノアクリレートの超速乾α、超速乾、主成分がエチルシアノアクリレートのMQ+の3種類があります。
装着の際に、乾いた箇所が白くなる白化現象に悩まされているという経験をしたことがありますでしょうか。白化が起こる仕組みは、硬化の際に水分を多く含んでしまうと白化が起こりやすくなります。
湿度が高すぎる時は、空気中の水分が多いので注意が必要になってくるかもしれません。また、太めのエクステを装着すると、グルーの絡む量が多くなるので白化が起こりやすくなるとも言えます。
白化をなるべく防ぐための装着ポイントをご紹介したいと思います。装着時の気候、装着するエクステの太さによっても変わってきますが、3つのポイントに気をつけて装着してみてください。
装着方法
STEP1:グルードームに接着させる面を全て沈みこませる
ブチルは接着面を多くとっていただくと持続性があがるので、自まつ毛の4/5にあたる面積分のエクステをドームにしっかりと沈めます。
STEP2:ドームからこすらず引き抜く
グルートレイの上にすらないように、斜め上方向に抜きます。そうすると玉を大きく取らず、まんべんなく塗布された状態になります。そのまま垂直方向にエクステを持ち上げるとグルーの玉が大きくなります。
STEP3:適量は小さな玉が1-2個程度
玉を作ってスライドをさせると白化の原因となりますので、小さな玉が1-2個程度、まつげに沿わせたらそれで潰れて広がる程度が目安です。スライドさせて潰すくらい大きいと、それは量が多い可能性があります。
装着に関しても
・スライドさせない
(一瞬で硬化するグルーの特性からいってもスライドは望ましくありません)
関連記事:スライドしない方がよい理由
・スライドをしても極わずか
基本的な部分になりますが、完全に硬化するまでは目元を濡らさないということが白化を防ぐためのポイントになります。一度白く乾いてしまった後は、自然に色が落ちてはいきません。
弊社ではグルーが完全に硬化するまで24時間かかるとお伝えしております。できれば目元への加水は、24時間あけていただきたいのですが、難しいようでしたら12時間ほどでホルムアルデヒドの放散量が低くなってくるので、12時間は空けていただく方がよろしいかと思います。
関連記事:時間の経過によるホルムアルデヒドの放散量
どうしても白化してしまうという場合は、コーティング剤を塗って目立たなくさせるか、カーボン入りのグルーを少量混ぜて白化を抑えることで、対応していただければと思います。
関連記事:ノンカーボンが人気の3つの理由/グルーを混ぜてみよう
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