2018.9.5
フラットセーブル誕生、カールキープ力に優れた形状記憶フラットラッシュ
カテゴリー:Lashvoug
Lashvougから形状記憶に優れたフラットセーブルが新発売しました。フラットラッシュは、特殊な形状をしているため、どうしても構造上、時間の経過とともにカールが緩みやすくなります。
ラッシュの原料となるPBT=ポリブチレンテレフタレートというポリエステルの一種は、熱の影響を受けると形が崩れやすくなるという性質があります。フラットラッシュは、先端が二股に分かれていたり、ラッシュに溝があることから、シングルラッシュより影響を受けやすくなる構造になっています。
今回新発売のフラットセーブルは、構造上のデメリットをもろともしない突出したカールキープ力があります。幾つものサンプルを取り寄せ、様々なカールキープの実験を行なった結果、シングルラッシュ並みのカールキープ力を維持することがでできました。
検証方法の一つとして、サンプルで取り寄せた各フラットラッシュに、水を吹きかけ、60秒間20cmほど離れた場所からドライヤーを当てた時のカールの形状を比較します。
他のサンプルが軒並みカールが崩れていく中で、フラットセーブルはカールをキープし続けました。一番優れた形状記憶を持ったフラットラッシュという結果を受けて、製品化することを決めました。
形状記憶に優れたフラットセーブルのカールキープの秘密は、ラッシュ中央の溝の形状、先端の形状、原糸の質の3つであると考えています。そのどれもがバランスが良く仕上がっているのでカールキープが持続されます。
まず、フラットラッシュの特徴の一つである、ラッシュ中央の溝。フラットセーブルの場合、まつげが溝にはまるキャッチポケットが上下均等に浅く入っています。溝が均等に浅いので、カールが崩れにくくなっています。
このガイドラインとなる溝が各ラッシュによって異なります。溝が深いタイプ、鋭角なタイプ、歪なタイプ、ほとんど入っていないタイプなど製造する工場によって様々です。この形によってもカールキープ力は大きく異なってきます。
次に、先端の形状が二股に分かれていますが、この形状も各工場によって異なってきます。深いタイプ浅いタイプほとんど分かれていないタイプなど。フラットセーブルは、深くもなく、浅くもないタイプになります。
原糸の質、キャッチポケットの形状、先端の二股の形状の3つがカールキープ力を最大限に生かす構造になっています。どれも同じように見えて、実は、各工場によってひとつひとつ大きく異なる形状をしています。
弊社フラットラッシュの場合、キャッチポケット・先端の二股は深めに入っています。深めに入っているので、ラッシュが柔らかくなります。フラットラッシュの柔らかさは、5段階評価の5になります。フラットセーブルは、5段階の4になります。
カールキープで選ぶならフラットセーブル、柔らかさで選ぶならフラットラッシュというように、どちらを選ぶかは、どのポイントに重点を置くかによっても変わってきます。
実際に試していただいたサロンさんの中でもいろいろなご意見をいただきました。カールが崩れないのでフラットセーブルが良いというサロンさんもいれば、既存のフラットラッシュの方が柔らかいし色が好みというご意見もありました。
フラットセーブルの詳しい製品説明はこちらをご参照ください。