2014.10.29
グルーをスライド付けしない方がよい理由とは
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
「今までスライドして付けていたのですがスライドしてつけない方がいいのですか?」というご質問をいただきました。ダメというわけではないのですが、弊社のグルーの性質上ビューティープロダクツではオススメはしておりません。
グルーの表面は一瞬で固まり始めます。乾き始めたグルーをズラしてしまうので持続性に影響してくるというのがその理由です。粘度のない、速乾性のあるグルーであればあるほどスライドしない方がよいということになります。逆に粘度のあるグルーなどでは、スライド付けした方がよいグルーもあると思います。
日本製グルー超速乾α、超速乾、速乾などは粘度もサラサラしたものになるのでスライドすることはなるべく避けていただいた方がグルー本来の持続性が発揮できます。
「初めてブチルを使ったのですが、点づけしてはいけないのでしょうか?」この答えは接着面積を多く取ってください。じまつげの4/5程を接着面積でとっていただくことをオススメしています。
エチルからブチルへグルーを変更する場合に気を付けていただくことは点での接着から面での接着へ切り替えていただくことです。ブチルの場合、エチルよりも留まる力が弱いのでそれを補うために面での接着をしていただく必要がございます。
超速乾αをアイミング開発者の安納さんのサロン、シークパナッシュ様から「高性能のエチルと同じスピード感とつけ感です」というありがたいコメントをいただいておりますが、超速乾αはブチルですのでしっかり面での接着を心がけてください。
【スペシャルコンテンツ】グルーについて必須知識も併せてご覧ください。
グルーの接着のお話の延長で気象庁が発表している本日の気象データです。これからの時期、気になる数値を発見しました。湿度です。
グルーの硬化に必要なものは水分です。空気中の水分と触れることによってグルーは硬化します。湿度が低いということは空気中の水分が少なく、グルーの硬化のきっかけが不安定になります。
また温度が低いとグルーの分子の働きが遅くなります。冷蔵庫から取り出したグルーを室温に戻すことと一緒ですよね。
ちょっとした変化でグルーの硬化が今までと違い遅いなと感じるようになったり、つきが悪いなという感覚になったりするので湿度と温度には十分気を配ってください。
湿度であれば50~60%、温度であれば20~24℃位がグルーが硬化しやすい状態になりますので、ご参考にしてください。