まつげコラム

2016.6.27

クリアのコーティング剤が数日後に白くなってしまった原因とは?

カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー

コーティング剤のクリアについてご質問をいただきました。「クリアのコーティング剤を使用していたら、数日後に白く目立つようになってしまったのですが何が原因なのでしょうか?」

コーティング剤

白くなる=白化の原因を探してみました。

 

塗布量の問題

コーティングもグルーのノンカーボンのように多く塗布すると白くなるのか実験してみました。下の写真の左がごく薄く塗った適量のもの、右がかなり量を多くしたものになります。

コーティング

結論としては、コーティング剤とグルーは固まる性質が違うため、量の多い少ないということで白くなることはありませんでした。コーティング剤のクリアは、量が多くなったから、白化するというものではございませんでした。

実際にコーティング剤を使用するときは、薄く伸ばして使用してください。多く塗ってしまうと隣同士がくっついてしまい、仕上がりがキレイになりません。ごく薄く塗っていただければ効果はでますので、塗りすぎにはご注意ください。

 

塗布後のコーム方法

次にスクリューブラシと先端が固いプラスティック製のコームの2種類で、コーティング剤の仕上がり後にブラッシングしてみました。

コームブラシ

スクリューブラシのようなナイロン製のコームであれば問題はありませんでした。適量、多く塗布したもの両方白くなることはなく、塗ったときの状態を確認できました。

コーティング

ところが、プラスティック製のコームでは、強めにコーミングすると白くなるのが確認されました。これは白化というわけではなく、コーティングした表面に傷がつきそれが白く見えてしまうということが原因でした。

下の写真のようにプラスティック製や金属製のコームになると、このような症状が出てしまうことになりますので、クリアのコーティング剤をご使用の際は、固いコームでのご使用を控えるようにしてください。

コーティング

 

濃紺色ではどうか

同じ内容のことを濃紺色のコーティング剤でも試してみました。適量に塗布したものと量が多めの2種類を用意し、同様にプラスティック製でコーミングをしてみました。

コーティング

濃紺色の方は白く見えることはございませんでした。クリアも濃紺色も元になる成分は一緒のものになります。濃紺色の色味になるスダンブラックBが入っているかいないかの違いになります。

コーティング

ですが、クリアの透明なコーティング剤だとコート剤の表面に傷がつくと光の屈折などの影響により白く見えてしまいます。施術直後、3日後、1週間後に関わらずクリアのコーティングのコーム時にはスクリューブラシのご使用をオススメします。