2016.9.15
エチルとブチルの装着方法の違い、グルーによって変える必要があります
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
グルーの主成分でよくみられるエチルシアノアクリレートとブチルシアノアクリレート。2つの違いをエチルは持続性が高いけど刺激がある、ブチルは持続性が低いけど刺激が少ないというように、対局にあるように捉えている方もいるかと思います。
一般的なエチルとブチルの違いについて以前お伝えさせていただきましたが、接着剤の成分だけを比べるとあながち間違いではないと思います。ただブチルでも接着方法次第で持続性を高めることはできます。
普段エチルを使い慣れた方ですと、ブチルを使った際にどうしても接着方法が点付けのようになりがちだと思います。ブチルで点付けのような装着方法をしてしまうと接着力がなく、持続性が著しく低くなってしまいます。
接着力がエチルに比べて弱い分、接着面積を多く取ることによって持続性を高めることができます。使用するカールにもよると思いますが目安として、まつげの5分の4に装着することを推奨しています。
仕上げにコーティング剤をつけていただくとなお良しです。接着面積を多く取る工夫で持続性を高めることができるので、ブチルだから持続性が低いというイメージを持っている方はお試しいただければと思います。
グルーによっても変わってきますが、エチル以上とまではいかないまでも1ヶ月で5分の3くらい残るブチルの持続性を実感できると思います。
エチルで接着面積を多く取ってしまうとどうなるのか。ホルムアルデヒドの放散量が必要以上に多くなってしまうので、エチルの場合は点付けで装着することが望ましいと思います。
グルーの主成分によって接着方法を変えることで、それぞれのグルーの特性を活かすことができます。エチルはエチルの良さ、ブチルはブチルの良さ、それぞれ使い分けていただければと思います。
弊社ではブチルをメイングルーとして取り扱っており、硬化速度の早い順に日本製グルー超速乾α、超速乾β、超速乾、速乾、5mlの5種類が商品ラインナップになっています。
ノンカーボン・カーボン入りとありますが、手の速度にあったグルーをお選びいただくことをオススメします。αで2〜4秒、βで3〜5秒、超速乾4〜6秒、速乾5〜7秒、5mlで7〜9秒の速さになります。
エチルの取り扱いは、日本製グルーMQ+とMQがあります。MQ+で2〜3秒、MQで3〜4秒の速さになります。内容成分は、ノンカーボンかカーボン入りかの違いになります。
これにボリュームラッシュ用のグルーとして、エチルのプロSとSKYがあります。どちらも韓国製になりますが、ボリュームラッシュの施術をスムーズにしてくれます。通常の1 to 1の施術にも使えます。
現在各メーカーから様々な種類のグルーが発売されています。使用する人によって、良し悪しは変わってくると思います。どのグルーが施術者自身に合うか、お客様に合うかを判断されてご使用頂ければと思います。