まつげコラム

2016.11.22

人気のボリュームラッシュ。施術の際に注意するべきことはありますか

カテゴリー:ボリュームラッシュ

大人気のボリュームラッシュ。本格的にメニューに取り入れ始めたサロンさんも多くなってきました。そこで施術の際に特に気をつけたほうが良いことというのはあるのでしょうか。

ボリュームラッシュ

  • 技術の習得

当たり前の話になりますが、しっかりとした技術の習得が必要になります。fanを作る技術、装着の技術など、シングルラッシュとは違う技術が必要になってくる技法です。トレーニングを積み重ねて技術を身につけてください。

太さ0.15mmのエクステを装着できる人に対して目安として0.05mmで7本、0.07mmで5本を1本のまつげに装着させることができるようになります。

ボリュームラッシュ比較

0.05mmの3Dとシングル0.15mmの比較になりますが、0.05mmの3Dでもこんなにふわふわした仕上がりになります。それでも重量を比べてみると、0.15mm1本の半分以下ということになります。

装着する本数によっては、シングルラッシュ時よりも重量が軽くなり、まつげへの負担を減らすことができるメリットがある一方で、技術の習得までに時間を要することになります。海外のトップ技術者たちも練習あるのみとアドバイスを送るくらい繰り返しのトレーニングを必要とします。

  • アレルギー体質の方への施術を避けること

日本でも海外でも装着できる人なのか、できない人なのかという見極めは、非常に慎重に取り組んでいます。ボリュームラッシュの本場ヨーロッパでも、最初からびっしりとボリュームラッシュを装着するようなことは絶対にしません。

まずは装着しても問題がないかどうかをしっかりと把握する必要があります。はじめはシングルラッシュを装着して問題がない人に対して次のステップに進んでいくそうです。段階を踏んでfanの本数を増やしていくようにします。

ボリュームラッシュの施術で使用するグルーは点付けが基本ですので、主成分はエチルシアノアクリレートになります。エチルでは刺激を強く感じる人への施術は控えるようにしてください。

ボリュームラッシュ

シングルラッシュの場合は、ブチルで施術することでまつげエクステを楽しんでもらうことができました。ボリュームラッシュの場合は、ブチルを使用するとエチルと同様の装着方法ができないので不向きになります。エチルに対してアレルギー反応が出てしまう人には残念ながらNGということになります。

「お客様がどうしても付けて欲しいというので施術してしまった。」というケースも出てくるかもしれませんが、その後のリスクを考えるとお断りする選択肢を選ぶことも必要になってきます。

ボリュームラッシュという施術方法は、誰にでも行うことができるというものではありません。グルーアレルギーに問題ない人に対して行うことができる施術方法だということを明確にした方が良いと思います。

ボリュームラッシュ

万人受けのメニューというよりは、特別なメニューとして捉え、価格も含めて高度な技術として確立させてはいかがでしょうか。弊社のボリュームラッシュ講師の遠藤先生もボリュームラッシュは電話予約のみにし、対応出来る技術者に振っているそうです。

素晴らしい技術だからこそ、その技術を提供する側もしっかりとした判断基準を持つことが大切だと思います。