2019.1.22
日本製グルーの粘度の数値、低いほどサラサラしたグルーです
カテゴリー:グルー・コーティング・リムーバー
粘度は、サラサラやドロドロといった表現や高粘度・低粘度という言葉を使うこともあるかと思います。今回、言葉で表現するのではなく、日本製グルーの粘度の数値を一覧でまとめてみました。
グルー | 粘度 |
日本製グルー超速乾α | 200mPa.s |
日本製グルー超速乾β | 150mPa.s |
日本製グルー超速乾 | 200mPa.s |
日本製グルー速乾 | 250mPa.s |
日本製グルーMQ | 200mPa.s |
日本製グルーMQ+ | 200mPa.s |
粘度を表す数値は、mPa.s(ミリパスカル)があります。何ミリパスカルと聞いても、どのくらいの粘り気を持つのか数値だけを見ても瞬間でわかりにくい部分もあるかと思います。
ミリパスカルの数値が低いほど、低粘度のサラサラしたグルーになります。逆にミリパスカルの数値が高くなるほど、高粘度の粘り気のあるグルーということになります。
使い慣れているグルーの数値を知っておく必要があります。その数値を基準として考え、高いか低いかで粘り気があるかサラサラしているかを判断していただけたらと思います。
弊社で一番人気の超速乾αは、200mPa.sと弊社の取り扱いグルーの中では標準の粘度になります。粘度の一番低いグルーは、超速乾βで、粘度の高いグルーは速乾になります。
グルーの粘度は、アクリル樹脂などの増粘剤の量によって決まってきます。増粘剤が少なければ粘度の低いグルーになり、増粘剤が多ければ粘度の高いグルーになります。これは、グルーを構成するこのほかの成分(主成分、着色剤、安定剤など)のバランスによって決まってきます。
主成分は、ブチルやエチルなど接着剤の性質を決めるものになります。大まかな性質の違いとして、ブチルは硬化後、柔軟性のある性質を持ちます。エチルは接着剤として強力な性質を持ちます。
着色剤は、グルーを着色するために使用します。黒色のカーボンを混ぜることが一般的ですが、弊社ではカーボンを含まないタイプの着色剤で赤色や青色に着色するのんカーボングルーを取り扱っています。
ノンカーボングルーのまとめで詳しくご紹介しています。
安定剤は、グルーの保存期間を決める成分になります。安定剤がないと、正しい保管方法でもグルーが劣化しやすくなってしまいます。
それぞれのグルーが異なる配合のバランスで構成されているので、粘度や硬化速度、持続期間など、それぞれが異なる性質のグルーが製造されます。
グルーの必須知識で詳しくご紹介しています。
サラサラした低粘度だから良い悪いというのではなく、自分の使いやすいグルーを選択することが何よりも大切なことです。グルー選びの際の参考としてお使いください。